(そうだ村を作ろう)この作品、アラフォー男子に刺さる!
“無双系”でも“ざまぁ系”でもない
しっとりとしたスローライフ復活譚として貴重な一作。
Amazonレビューでは“静かすぎる”
と感じる人もいるようですが
逆にそれが魅力でもあります。
25/06時点で既巻は4巻と
まだまだ始まったばかりの期待の作品。
元パーティーとの動向や今後の魔族、教会などとどう接するのか
未知のスローライフに注目したい作品です。
- 追放された元勇者が“本当に平穏”を求める姿に惹かれる
- 最強なのにバトルより“まったり”がメインのスローライフものが好き
- 異世界再出発や仲間との再生劇が好きな人
そんなあなたにおすすめなのが、
『元勇者は静かに暮らしたい』です!

絵がきれいというだけでなんだか気合が入りますよね

美少女ばっか見ちゃってー
あらすじ(ざっくり)
最強の元勇者ノエル。
魔王を倒すという大義を果たすも
その戦いで力尽き、半年もの間ガレキの中で意識を失うことになった。
その間にノエルは仲間と国王の裏切りにより、
彼の存在は「無かったこと」
つまり完全に“抹消”されてしまう――。
ノエルはただ“静かな暮らし”を求め
故郷の村を目指す道中に、奴隷少女のサラと出会う。
個人的に推せるポイント!
- “追放モノ”でありながら、逆恨みではなく「平穏」を求める主人公の特殊カウンター
- スローライフと最強主人公のバランスが絶妙で飽きない
- 絵がきれい&ほんのり読者サービスで意外にほっこりと読める作品
- 一巻一巻の身が詰まっていて、読むのに割と時間がかかる
- 奴隷少女サラを始めとした仲間たちとの絆の育成描写がアツい!
「追放」はされましたが「復讐」ではなく
“理想の暮らし”を手に入れるための物語が
全体的に温かい雰囲気とスローで心地良い方向性を生み出しています。
(良く知られている追放系に期待すると、これは好みが分かれるところかもしれません)
絵柄もイマドキ&丁寧なキャラがとてもかわいい、
ヤンジャンらしく読者サービスなシーン(※ライトです)もところどころにあり
アラフォー男子らも莞爾として肯ける作品に仕上がっているのではないでしょうか。

追放に対する最高の復讐、それは自身が幸せになることです

珍しくいいこと言う

モブせかの受け売りですよたぶん
少し気になるかも?
- 主人公の性格が淡々としており、感情的な爆発は少なめ
- バトル描写は根本的(原作者、漫画作者)に避けられている感
- ゆえに追放系テンプレに慣れているとやや静かすぎると感じる場面も
- 思っているよりスローライフ系だけどそれがヨシ!
元勇者ノエルは勇者の地位や
魔王討伐(手柄)への固執は微塵もなく
良くも悪くも世捨て人のようなつつましさが最大の魅力。
あくまで”自分と仲間の帰る居場所を守る”“静かに生きたい”がコンセプトなので
逆に無双バトルを期待すると
思ったより村運営&スローライフな展開に肩透かし食らうかもしれません。
(コミカライズでは)バトル描写が少し苦手な作家さんなのか
ところどころ該当シーンを端折られているところもあり
その点は読者にもわずかながら伝わるかもしれません。
その上承知でスローライフとして見てみれば
キャラ愛がひしひしと伝わる
とても心温まる作品とも言えます!

個人的に少しハーレム気味なのでもうちょいイケメン(+ショタ)成分が欲しいところ

サラさんを軸に、は作家さんが巻末で仰ってましたね
まとめ:「まーたグダールか…」静かに生きたい“元勇者”の物語に癒される!
✅ テンプレ追放モノのようでいて“復讐”はゼロの“再生”を描く物語構成
✅ スローライフ×村づくり×人助けというジャンルミックスが光る
✅ 最強なのは分かっている。バトルはほどほどに日常&交流メインで温っためていこう!
追放された強く心優しき者のもとに
居場所を失った心優しき仲間たちが集まってきて…
“力はあるけど、それで殴るだけじゃない”
“キャラもかわいく魅力的で読み応えバツグン“
そんな大人な異世界ファンタジーをお探しの方へ!
今後の人気は間違いない
ほんのりセクシー、アラフォー男子も納得の
異世界漫画「元勇者は静かに暮らしたい」をぜひ!
個人的評価:★★★★☆(4.7/5)
作品情報
- タイトル:元勇者は静かに暮らしたい
- 原作:こうじ
- 漫画:鳴瀬ひろふみ
- 出版社:集英社(ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- ジャンル:異世界追放/スローライフ/村づくり/再起モノ
- 既刊:4巻~(2025年6月時点)

邪神斬ったときのあのポーズはちょっと…

頼むから喋らないでください…