【公爵家の料理番様】料理×異世界×300年の時を超えて──捨てられた少年が再び「子供らしさ」を取り戻す優しき成長譚!

公爵家の料理番様 ~300年生きる小さな料理人~コミック版表紙画像 チート・バトル・無双系

この作品、アラフォー男子に刺さる!

主人公・ルーシェルの中で失われていた
「子供時代」「家族」を再び取り戻す物語。

ルーシェルを迎えてくれた家族・仲間たちと
それに一生懸命報いる姿勢がじんわりと優しい物語です。

  • 異世界ものの成長描画でも“戦って生きる”サバイバル要素が欲しい
  • 全体的に心温かくなれる作品が好き
  • 捨てられた子が力をつけ、やがて周囲に認められてゆく「静かな成り上がり」が心地良い

そんなあなたにおすすめなのが、
『公爵家の料理番様 ~300年生きる小さな料理人~』です!

あらすじ(ざっくり)

ルーシェルは、病弱であるがゆえに
剣聖の父から「役立たず」として
魔物の跋扈する山に捨てられた少年。

飢えと病に朦朧としながらも
たまたまスライムを食べたことで
ルーシェルはある変化に気付く──。

「魔物を食べれば、強くなれる…?」

人間界で禁忌とされる魔物食でスキルを獲得できると知ったルーシェルは
強くなって父の勘当を解いてもらうため
命がけのサバイバルに身を投じる!

おじさんオーク
おじさんオーク

私なら初日でダウンですね

金髪ロリ騎士
金髪ロリ騎士

どうやっておじさんになったってハナシよ

あらすじの詳細を見る(ややネタバレあり)

山に捨てられて60年。

長い山籠もりの生活で魔物を食らい
幾多ものスキルを得たルーシェルは
森の王トロルはおろかドラゴンですら敵わない力を身に付けていた。

魔物は強ければ強いほど得られるスキルは大きい、
ルーシェルはドラゴンを食べたことで
捨てられた当時の子供の姿不老不死のスキルを獲得してしまった。

それからさらに300年――
森へやってきた“公爵家”の騎士とそのパーティーのピンチを救ったルーシェルは
失われた時間を取り戻すように、人間との係わりを深めていくことになる。

個人的に推せるポイント!

  • ルーシェル自身ではなく、仲間を引き立てる筋書きが◎
  • ルーシェルと公爵家、仲間たちの「恩義に報いる」義理堅さもいい!
  • 360年ぶりに取り戻した子供の時間がまぶしい

単なる不老不死チートによる無双ではなく
“空白の子供時代を取り戻す”
というテーマ性が深いです。

ルーシェル自身がバトルでただ無双をするのではなく
生まれて360余年、初めてできた仲間たちへ
自身の持つ知識、スキルで全力サポートする内容が多めで
孤独の生涯(=最初の60年)との対比をうまく描いています。

少し気になるかも?

  • バトルバトルといった描写は薄めでヒューマンドラマ寄り
  • グルメ系(寄り)作品として見るとやや中途半端な感あり

義理人情が押し出されている内容のため
“のんびり異世界メシ”を求めている人には料理や生活要素ががやや物足りなく
“全能スキル“を求めている人にもバトル要素が物足りない
かもしれません。

全体的に落ち着いた感じで
時代劇のような人情描写が好きなアラフォー男子にはじんわりと刺さる内容です。

おじさんオーク
おじさんオーク

序盤の展開が神達に拾われた男ヘルモードっぽい人情味でいいですね

邪教徒おじさん
邪教徒おじさん

優しい貴族に温かく迎えられるってなんかいいですよね

まとめ:料理で生きる!異世界グルメ×成長譚の異色作!

✅ 捨てられた少年が360年後に人生をやりなおす壮大な物語
✅ バトルや料理ではなく、ヒューマンストーリーが光る
✅ パンチは控えめ、仲間や居場所の獲得といった再生ドラマがじんわりと響く

静かで、強くて、優しい──そんな主人公や仲間が集まる
異世界の物語に心温めましょう!

個人的評価:★★★★☆(4.3/5)

作品情報

  • タイトル:公爵家の料理番様 ~300年生きる小さな料理人~
  • 原作:延野正行
  • 漫画:斎藤縹
  • 出版社:講談社(ヤングマガジンコミックス)
  • ジャンル:異世界料理/サバイバル/成長譚/追放系/スキル取得型
  • 既刊:6巻~(2025年6月時点)

📚 Amazonで見る

公爵家の料理番様が好きならこちらもオススメ

つらい過去の生い立ちや、人の優しさに触れる展開
主人公よりも仲間が手を取り、引っ張ってくれる作品が刺さるなら
『神達に拾われた男』もオススメ!

誠実な主人公や
仲間たちがその恩義に報いる優しい物語です。

タイトルとURLをコピーしました