【追放者食堂へようこそ!】元最強パーティの冒険者、食堂始めました。小気味よいギャグ&心とお腹を満たすほっこり食堂物語!

料理・グルメ系

(そうだ食堂行こう!)この作品、こういう人に刺さる!

初手追放展開ながら、ギャグのような掛け合い&癒し要素多めの珍しい作品!
グルメ系と筋肉系が混ざった最強店主と、その食堂を取り巻く日常が描かれます。

  • 追放系だけど“復讐“や“ざまぁ”よりも“笑い“や“癒し”を求めたい
  • 異世界のスローライフ系ご飯ものが好き
  • テンポの良いギャグを楽しみたい

そんなあなたに読んでほしいのが、
『追放者食堂へようこそ!』です!

(※正式タイトルは『追放者食堂へようこそ~最強パーティーを追放された料理人は、冒険者食堂を開きます!~』と最近のトレンドの例に漏れず長いですが、タイトルだけですぐに分かる内容がうれしいですね)

あらすじ(ざっくり)

最強の冒険者集団「銀翼の大隊」パーティー一員として
バッファー(強化役)兼料理番&裏方運営をこなしていた主人公デニス・ブラックス(Lv99!)だが
ある日いきなり大隊の隊長ヴィゴーから「役立たず」と告げられ、パーティーを追放されてしまう。

しかしその出来事は料理人としての、彼の本当の人生の始まりでもあり
デニスはすぐに“食堂”を開くことを決意する。

街で出会った奴隷少女・アトリエを看板娘に
提供するのは食堂らしい、チャーハンをはじめとする“素朴で力強くてあったかいご飯”。
今日もおなかを減らした人、ときには戦闘に、人間関係に傷ついた人々が立ち寄っていく――。

金髪ロリ騎士
金髪ロリ騎士

主人公だけ原哲夫系な鋼の肉体している

あらすじの詳細を見る(ややネタバレあり)

本作は、「追放された元○○が静かに暮らしたい」系の中でも、
“人と人との関係の修復”に重きが置かれた作品です。

ただ、“誰かの今日をちょっとだけ良くする”
そんな料理と場所を提供しながらも、
ときにはデニスが中心となって、お客の悩みを解決することも。

訪れる客たちもはっきり言って変なのばかりですが
訳あり・悩みあり、ギャグありと、個性があってとても魅力的です。

一皿のご飯と優しい空気で、
心の緊張がふっと緩む瞬間に、読者も救われる気がする。

食を通して描かれる人間模様に、
スローだけどじんわり熱い物語が流れています。

一方で、そもそもデニスを追放した隊長・ヴィゴーの思惑も次第に明かされていき
結果的に待ち受ける強者のバトルとともに、デニス自身が超えられなかった大きな成長を追うことができます。

おじさんオーク
おじさんオーク

モンスターはチョイ役でヒューマンドラマが中心です

個人的に推せるポイント!

思わずクスリとしてしまうテンポの良い笑いと癒し
ときおりふと現れる緊張感と喪失感が良いアクセントになっています。

  • “追放→復讐”ではなく、“追放→再出発”という構成が新鮮
  • 「料理の描写」がしっかりしていて面白い
  • 店主と看板娘・アトリエや常連客との距離感が絶妙
  • ケイティやヘズモッチ、アトリエのデニスに対する説明しがたい複雑な感情の描写
  • 母の母たる強さに頭が上がらない…
  • たまに戦うとやっぱりクソ強い!

若い常連たちはもちろん、一部の銀翼のメンバーや弟弟子にも一目置かれる兄貴的存在として、仲間を導いていくポジションにも安心感があります。

邪教徒おじさん
邪教徒おじさん

ビビアとシンシアのシーンは強く心を打たれました

少し気になるかも?

物語に出てくる敵役は基本的に権力者ばかりです。
いやらしいというか、悪い権力者らしいクズみたいな仕掛けでデニスたちを苦しめます。

  • アクションやバトル要素もあるにはあるが比較的少な目
  • 敵との対決では立場、状況的に手(筋肉)の出せないもどかしさが付きまとう

街に居を構える店主という立場上、表立った行動はできず
自慢の筋肉が料理以外で活躍するシーンは全体的に控えめです。

まとめ:レジェンダリー炒飯が今日も誰かを救っている

✅ 異世界×ご飯もので笑い&癒されたい
✅ 登場人物が“生き直す”話が読みたい
✅ 食をきっかけとする交流を描いた名作を探している

そんなあなたには、
『追放者食堂へようこそ!』をぜひ一度味わってほしい

個人的評価:★★★★☆(4.4/5)

作品情報

  • タイトル:追放者食堂へようこそ!~最強パーティーを追放された料理人は、冒険者食堂を開きます!~
  • 原作:君川優樹(小説家になろう発)
  • 漫画:つむみ
  • 出版社:オーバーラップ(ガルドコミックス)
  • 巻数:既刊9巻以上(連載中)
  • ジャンル:異世界/追放/スローライフ/グルメ/癒し

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