この作品、アラフォー男子に刺さる!
「乙女ゲーム×転生×おじさん」の時点で異色、
真面目でエレガントな振る舞いで
むしろ“好感度の高い悪役”を生み出しているのが主人公の大きな魅力です。
既存の“悪役令嬢系”とは一線を画す
成熟した人間像と
コメディ要素の絶妙なバランスが光る大人気作品。
- 乙女ゲーム世界の“お約束”をひっくり返すコメディが好き
- オジサン×美少女というギャップに魅力を感じる
- エレガンスと社会性が融合した不思議なカタルシスを味わいたい
そんなあなたにおすすめなのが、
『悪役令嬢転生おじさん』です!

グレイス憲三郎の語感ですでに異質!
あらすじ(ざっくり)
交通事故に遭った52歳の公務員・屯田林(とんだばやし)憲三郎。
目を覚ますとそこは、憲三郎にも見覚えのある乙女ゲーム世界——
しかも登場人物としては悪役と恐れられる
高飛車な公爵令嬢「グレイス・オーヴェルヌ」に転生していた!
主人公が結ばれるように
ロールプレイとして悪役に徹しようと努める憲三郎。
しかし彼の生前に培った社会人としての所作は
美少女を経由させることで、じつにエレガントなものへと変換されてしまい
まる生まれ変わったかのようなグレイス(憲三郎)は、瞬く間に周囲の注目を集めていく。
中身は真面目なおじさん。だけど見た目は完璧なお嬢様。
常識と品格を備えた「中身おじさん」が巻き起こす
ちぐはぐでエレガントな学園生活が始まる!
個人的に推せるポイント!
- 中年男性×公爵令嬢という唯一無二の構図が新しい
- 学園ものに社会人経験の視点が入り、含蓄がある
- 中身オジサンながら、核種変換された言動・所作のギャップが最高
- シュールなのに妙に心温まる人間関係と展開
社会性と常識を携えたオジサンが悪役令嬢として振る舞う姿、
これが“新しい主人公像”として妙に納得感あります。
作者さんはもともとコロコロコミックで連載していた少年漫画作家ということもあり
作画や会話内容、ツッコミや演出といった細かい表現まで
どこかなつかし雰囲気を感じさせてくれるのがポイント。
少し読めば「この作品はコメディだな」と五感で感じられる作風で
ネガティブな表現・要素は一切なく
ノリもよく安心して読み進めることができます。
古風な少年漫画的技法と
イマドキの異世界モノが合わさったハイブリッド的な作品として
独特な立ち位置を確立しているのが大人気の秘訣なのかもしれませんね。

大女優グレース様がモデルかしら

おでこを隠しているので違うような気も
少し気になるかも?
- ギャグ・コメディのテンションが合わないと感じる人も
- 昭和ネタや乙女ゲームあるあるを知らないと細かいネタが刺さりづらい
強みでもある少年漫画的技法・表現は逆に
慣れない方にとっては
第一印象で引っかかりを感じる方もいるかもしれません。
とはいえシナリオは今どき人気の転生&悪役令嬢ものですので
些細な点は読み進めるとすぐに気にならなくなります。

昭和の少年少女漫画を知るおじさんに刺さりそうな内容ですわね

若者の方にも好評のようですよ
まとめ:新感覚!常識派オジサンが“悪役令嬢”で人間改革!
✅ 一見ネタに見える設定に、社会経験の重みと人間的含蓄あり
✅ 高飛車なのに律儀、上から目線なのに礼儀正しいギャップが魅力
✅ ゲームの運命を狂わせていく様が、予想以上に面白い
そんなあなたには、
『悪役令嬢転生おじさん』をおすすめします!
シュールで丁寧、じんわり心をつかんでくる…
これが“おじさん×令嬢”コメディの真骨頂!
個人的評価:★★★★☆(4.5/5)
作品情報
- タイトル:悪役令嬢転生おじさん
- 原作・漫画:上山道郎
- 出版社:少年画報社(ヤングキングコミックス)
- 巻数:既刊8巻~(2025年7月時点)
- メディア展開:WEB連載・単行本(紙・電子)

事は全てエレガントに運びたまえ

それはエレガントな人が言う台詞なんです
勝手にワッショイされる悪役系といえばこの作品も絶対オススメ!
自分のため・誰かのために悪役に徹しようとも
周囲が勝手に持ち上げるせいで
物語は意図しない方向へ…
そんな悪役(令嬢)系といえば
↓以下記事の大人気作品↓
も間違いなく楽しめます!
グレイス憲三郎が異質すぎるせいで雰囲気はがらりと変わりますが
同様に、タイトルからは予想できない爽やかな読感を楽しませてくれるので
気になる方はぜひ投稿記事を確認してみてください。

人の口に戸は立てられないということですね