この作品、ざまぁ系大好きなアラフォー男子に刺さる!
本作は「悪徳領主ごっこ」と「理想国家建設ごっこ」が同時に楽しめる作品です。
とくに前世で傷を負った読者には、リアムの“徹底的に奪われない姿勢”が刺さります。
- ブラック企業や家庭で報われなかった経験がある
- 勘違いコメディ&痛快領地経営モノが好き
- SF×中世ファンタジーの融合世界にワクワクする
そんなあなたにおすすめなのが、
『俺は星間国家の悪徳領主!』です!
原作は
モブせか(乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です)の三嶋与夢氏。
本作ももちろん、モブせか原作者らしい描写もところどころにちりばめられており
モブせかファンなら間違いない作品に仕上がっています!
モブせかがどんな雰囲気なのか気になる方は
下記の投稿記事を参考にしてみてください!
あらすじ(ざっくり)
現実世界で仕事も家庭も信じた相手に裏切られ
失意の中で死を迎えた主人公は、
星間国家・アルグランド帝国の辺境惑星の貴族・リアムに転生。
生前(?)の屈辱をバネに
今度は徹底的に「奪う側=悪」として生きようと決意する。
だが、任された領地は財政破綻寸前で
搾取どころか再建すら困難な状態。
リアムはAIや最新技術を駆使し
領地再建に乗り出すが…?
個人的に推せるポイント!
- 主人公の「悪」を気取る姿勢が滑稽で愛おしい
- 腐敗貴族や無能な部下をバッサリ断罪!スカッとする展開
- 領地改革が実際に成果を上げていく過程が面白い
- 宇宙艦隊、AI、機動騎士などSF要素がガッツリ楽しめる
悪徳を装ったつもりが“名君”に!?
善政と悪役の境目を絶妙に描く設定が秀逸!
少し気になるかも?
同作者:モブせかのリオンよろしく
本作のリアムでも悪者感オラオラ満載のノリは健在!
”…すぞ”や”ドン太郎”のような嫌悪感は少ないかと思いますが
クセのあるキャラクターは好みが分かれるかもしれません。
- 主人公の性格は基本的にズレた勘違いキャラ
- 勧善懲悪や正統派な冒険譚を期待すると雰囲気が異なるかも
モブせかもそうですが
主人公と登場人物たちとの思惑の齟齬、ズレを楽しむのが
この原作者さんの作品の基本スタイル。
(そこは普通分かるでしょ~)と冷静に考えず
むしろそんなむず痒さを作品の味として楽しむのが◎。
そしてちゃんと気になる点としては
「案内人」がちょこちょこ登場し、ぺらぺらと喋ったり感情を吐露するせいで
せっかくの作品のテンポやムードを崩している感があるところです。
まとめ:少年系領主のツンデレ経営と敵に容赦のない躍進が心地よい作品
「報われなかった人生を、やり直すなら――悪として生きてみるのも悪くない?」
そう語る主人公・リアムの歩みは、痛快で、どこか寂しさもあって
だからこそ多くの読者に刺さる。
悪徳を装って誰かを救う、そんな物語がここにある。
✅ 痛快・勘違いコメディ
✅ ダークに見えて実は優しさ満点の主人公
✅ ロボ×貴族×銀河を駆ける壮大なSF世界
そんなあなたには、
『俺は星間国家の悪徳領主!』をおすすめします!
個人的評価:★★★★☆(4.6/5)
作品情報
- タイトル:俺は星間国家の悪徳領主!
- 原作:三嶋与夢
- 漫画:灘島かい
- 出版社:オーバーラップ(ガルドコミックス)
- 巻数:小説版10巻/漫画版8巻(※2025年時点)
- メディア展開:2025年4月TVアニメ放送開始

はやくモブせか留学生編の漫画連載を…

シーッ!